<Header>
<Author: 高適>
<Title: 使青夷軍入居庸三首 一>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 清夷軍に使して居庸に入る >
<BookPage: 221-222>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1>
<End Header>
<Poem>
匹馬行將久，
征途去轉難。
不知邊地別，
秪訝客衣單。
谿冷泉聲苦，
山空木葉乾。
莫言關塞極，
雲雪尚漫漫。
<End Poem>
<Translation>
たった一ぴきの馬に乘ってゆく旅人の自分は行くうちに日暮れとなっ た。行くさきはますます困難になってくる。この北邊の國境地帶の氣候が内地とはたいへん違っていることを知らなかったので、身にしみる寒とえさに自分が單衣を着ていることに氣づいておどろいた。溪は冷え水がへり流れる泉の聲もまじって聞こえる。 人けのない山には木々が早くも枯葉してしまっている。居庸關についたが、これで關所も要塞も行きつくところまできたというわけにはゆかない。まだまだ清夷軍のところまでには路が長々と遠くつづいており、それに雪さえちらちらと降っている。
<End Translation>
<Formatted Translation>
たった一ぴきの馬に乘ってゆく旅人の自分は行くうちに日暮れとなっ た。
行くさきはますます困難になってくる。
この北邊の國境地帶の氣候が内地とはたいへん違っていることを知らなかったので、
身にしみる寒とえさに自分が單衣を着ていることに氣づいておどろいた。
溪は冷え水がへり流れる泉の聲もまじって聞こえる。
 人けのない山には木々が早くも枯葉してしまっている。
居庸關についたが、これで關所も要塞も行きつくところまできたというわけにはゆかない。
まだまだ清夷軍のところまでには路が長々と遠くつづいており、それに雪さえちらちらと降っている。
<End Formatted Translation>